【フィラーレ通信】小学生のシャドーイングから学ぶこと 

Filare通信 2021年9月1日号

■ある小学生の快挙

9月になりました。

少しご無沙汰のメルマガになりますが、英語学習は進んでいらっしゃいますか?

コロナ禍の大変な世の中ですが、当方はおかげ様でオンラインでの英語レッスン急増で忙しくしておりました。

やはり、私共が推奨しているシャドーイング学習は、教材やアプリだけではなかなか身につかない、続かないという方が多く、

伴走型の英語学習コーチングが定評をいただけているようです。

弊社のレッスン受講者は約9割が社会人の方々ですが、実は1割が小学生~高校生の方々です。

ビジネスの最前線でバリバリ活躍されている方の合間に、かわいらしい小学生の方などを教えさせていただくのも

この仕事の醍醐味です。

先ごろ、小学4年生の方が当方のレッスンを受講後、英検準2級に合格されました。

英語検定は、中学生~大人の方でも苦労し、チャレンジングな試験ですが、なんと小学4年生で準2級の快挙。

帰国子女でもないのに、何故合格できたのでしょうか?

■音と文字

幼い頃に海外で過ごした帰国子女の方であれば、ある程度英語の音というものが体内に入っているので

大人顔負けの発音やリズムを身につけている子が多いです。

A子さんとお呼びしましょう。

A子さんは、英語を小さい頃から英語イベントに参加したり英会話学校のようなところへ少し通うということはありましたが、

あくまで日本でのことです。

シャドーイングは以前に少しやったことがあるとのことでしたが、本格的な指導を受けるのは初めて。

当方がシャドーイングを専門で教えてくれるということを調べて、門戸をたたかれました。

お教えしていて感じたのは、音感の良さです。発音が綺麗。

小学生ですから、文字を読むのは少し苦労しますが、音の認識はある意味大人より飲み込みがはやいです。

というか、純粋に音に向き合うことができるゆえのなせる業です。

そして、大人が苦労する”文字と音の乖離”がありません。

昨今は、優れた教材が沢山あるので、特に海外で過ごした経験がなくても、ネイティブの音を聴いてシンプルに真似をすある。

それがまさにシャドーイングなわけですが、大人のようになまじ文字や色々な知識がないためストンと音が身につくのです。

シャドーイング訓練からリスニング力などが向上して、合格へのきっかけとなったのは確かなようです。

■大人も

大人になってくると、英語を読む機会が多くなり文字の占める割合が増えていきます。

また日本語特有の言語化が外国語を学ぶ上でかえって弊害となり、

本当の音を認識できない、文字が邪魔をして真似がしにくいという実状があります。

私がシャドーイング(英語音の真似)をまずはやり直し英語のスタートに

もってきてほしいのはこういった理由なのです。

相当レベルが高くどんな文章でも読みこなせる方が

シャドーイングレッスンを受けられるのも納得がいくわけです。

英語をもう一度やり直したい、今までやってきたことを無駄にせず次の段階へ行きたいと思っている方は、

いまここで、ある意味子供に戻って、英語音と真摯に向き合うことをお薦めしたいです。

今まで頑張ってきたのに、今一つ伸び悩みを感じる方、是非当方の体験レッスンで

シャドーイングの意義を感じ取っていただきたいなと思います。