【フィラーレ通信】30年右往左往の英語教育、いま「おうち」で考えること、やること

Filare通信 2020年3月25日号

■少し刺さる記事

久ぶりの投稿となりました。

少し長めですがお時間があればお読み下さい。

皆様におかれましては、この時期いかがお過ごしでしょうか?

私は、自分の立場で何をすべきか、そんな事を考えながら本拠地である名古屋で仕事をしておりました。

会社勤務の方は、在宅での仕事が増えても、英語学習時間が確保できているかどうかは定かではありませんが

良い機会ですから、自分の英語学習を見直す時ではないでしょうか?

先日PRESIDENT Onlineで、少し刺さる記事を見つけましたのでご紹介します。

立教大学名誉教授・鳥飼玖美子氏の、「英語教育政策30年右往左往」「慢性的改革症候群」の文字は

正に自分が生きてきた時代を映し出した言葉であり、釘付けになりました。

大人の英語も、やはり学生時期の英語教育が礎になっており、常に注目はかかせません。

■「話す力」を「英会話」と考えることが、根本的におかしい!

昨今の大学入試改革に関する迷走は、英語科目においてはより顕著なものとなりました。

そもそも大学入試改革は産業界の要請に政界が応えたものになっていますが、

鳥飼氏いわく、今にはじまったことではなくこの30年右往左往していると。

慢性的改革症候群に陥り、一体高校までで学ぶべきことは、大学入試で試されるべきことは

何なのかが、ぶれている。

コミュニケーション重視はわかるが、

「話す力」を「英会話」と考えることが、根本的におかしい!と同氏は語ります。

勿論、ちょっとした英会話ができてペラペラ風という軽快さは、英語学習入り口において

やる気を多いに持ち上げるものではありますが、こと大学入試となった場合、

ただ定型表現を暗記して測定するだけのものであれば、現場で話す力を測ることにはならないと。

この発信内容を読んで、今までのモヤモヤ感が少し晴れた気がしました。

話す力というのは、今までの入試でも試されてきた基礎力(語彙力、文法力、読解力)があって

花開くものであり、1日で暗記できる日常英会話の類とは趣を異にします。

鳥飼氏は、四技能を個別に測る必要はなく、読む・聴くの試験で総合的な基礎発信力は見ることができる。

また仮にスピーキング試験を入れたところで、採点の基準が恣意的・曖昧、採点者による公平感などの問題がありうると

言及します。

母語である日本語の重要性も説いていて、現在までに私自身が重視してきたことなので大いに共感できました。

大学入試でスピーキング力を測りさえすれば、話せるようになるだろうという

ある意味表面的な考え方は、現場の混乱をまねき、今後の日本の英語教育がさらなる迷走に

はいっていく気がしています。

■子供も大人も、「おうち」で何をすべきか?

前述のことをご紹介したのは、とはいっても

日本人の多くはちょっとした会話もできないという困りごとがあり、

それをどう打破していったらいいのかということをお伝えしたかったからです。

中学・高校までの方であれば、今学校でやっているテキストを軸にして

ただ文字を追って語彙を覚えるだけでなく、音声で自分の中に英語をいれていくことが

よいと思います。そうすれば、基礎力(語彙力、文法力、読解力)養成をリズミカルにすることができます。

弊社の推奨するシャドーイング方法は、最適だと思います。

なにより、「おうち」でできますし、ネイティブと話す機会がもてる時期がきたら試せばいいことです。

大人の方もしかりで、自分の目的に合わせた教材でシャドーイングを実施していく、これが楽しく自分で続けていくことができる

学習法です。

よく自分は英会話が苦手です、とおっしゃいますが、今日の内容を読んで頂ければ

必ずしも調子よく英会話ができなくても大丈夫、むしろいままで英会話をコツコツやってきた時期があれば

それが仮に途絶えていても、復活は大いに可能です。

現在は、東京・大阪の出張はひかえていますが、状況が好転すればまたレッスンなどを

再開していきますので、ご興味のある方はご連絡下さい。

(現在何名かウェイティング状態です。)

名古屋の方は、今まで通りの実施です。

但し、グループ形態は自粛しており、マンツーマンでのレッスンのみご相談にのっています。

m-naruse@filare.info

早くもとの生活に戻れることを祈りながら、今日はこれにて失礼します。