【フィラーレ通信】英語学習における暗記、結構大変じゃないですか?&シャドーイング動画続編

Filare通信 2019年9月6日号

■NHKラジオ英会話で

先日ラジオ英会話を聞いていましたら、大西講師がこんなことを言っていました。

「私が音読・暗唱を推奨するのは、(その場でいちいち)英作文していては会話にならないからです。」

母語である日本語では、いちいち文を組み立てて話してはいないですよね。

頭の中に既にある文を、状況に合わせて加工して、瞬時に口から出す!

英語も反射的に、考えずとも口から出すことが大切だから、

頭の中にあるストックフレーズの数が勝負である!

しごくごもっとも…

でも最初から文字で暗記すること、

また多くを暗記、長くを暗記、って結構大変じゃありませんか???

■私も、昔…

ネイティブと働く職場に勤務されたことのある方ならおわかりになると思うのですが、

英会話において、

こちらが一生懸命準備していっても、全然別のところに玉が飛んでくる!

大西先生の言葉を借りれば、”加工”を施すものの、うまくいかなかったり、

返答が遅くなってしまったり。

私も昔の職場で、ネイティブとの会議などでは本当に苦労しました。

ストックフレーズを暗記して増やすということに何ら異論はなく、自分なりにそのように努力しましたが、

インプットするストックフレーズの量にも限界を感じたり、

帰国子女の日本人社員と比べ、全く自分には余裕がなく

思ったように事が運べないことも多々ありました。

帰国子女組は、(失礼ながら大した内容を話してはいないのですが)、

何かスムーズに会話をしている、しかも微笑みながら。

私は必死。 これって???

■私になかったもの

昔の私になかったもの、

それはズバリ「英語回路」でした。

例えて言えば、アイススケートをする時に、ばっちりスケート靴という道具をそろえ

アイススケート場に降り立つのですが、なかなかうまく滑れない。

でも氷の同じところを何度も滑っていると、深い溝がレールのように走っている状態になる!

これを作らない限り、自分の思うような英語が潤滑に口から出てこないのです。

「英語学習の極意」の著者 泉幸男氏は、

<英語を習うということは、日本語とは別の「英語の氷面」を脳のなかに作っていく作業です>

と語っています。

これこそが、「英語回路」の構築で、それに一番有効なのが

弊社のお勧めするシャドーイング学習法です。

「英文をイメージで処理できる英語回路を育成すること」

正にこれなくしては、いくら英文の暗記を頑張っても

いつまでたっても自分の目指す潤滑な会話はできないという悲しい結果になるのです。

■今日も2動画配信します!

先日の2動画に続き、本日も2本のシャドーイング動画を貼りますのでご覧下さい。

◆メーカー勤務、仕事に子育てに頑張るY・Tさん

◆仕事に加え、プライベートも充実。ボランティアで世界中の人を観光案内するK・Tさん

Y・Tさんは、早朝にシャドーイングを実施。

弊社のメソッドを忠実に守り、ディクテーションからシャドーイングへの流れを励行されています。

リスニングが相当アップしてきました!

実践では、ご出張で英語を使っていらっしゃいます。

K・Tさんは、週末にボランティアをされています。

色々な国からの観光客に対して、名所を英語で案内。

情報を与えるだけでなく、質問を聴き取り応えていかなくてはなりません。

TOEIC(R)スコアのみならず、実践英会話力を求められるのです。

この動画が2分弱になっているのは、シャドーイングの後に瞬間英作文をいれている為です。

”鉄は熱いうちに打て!”ではないですが、シャドーイング実施の直後に英作文をすることで

文字からの単なる暗記ではない、音の残存効果を実感しながら英作文することができます。

(これが、ストックフレーズとなっていけば強いです!)

お二人の努力中の姿から、皆様も何かを感じ取って頂けるといいなと思います。

注意:動画は三角ボタンを押して開始になります。
音声が小さい場合は画面下のボリュームを触って頂くか、
それでも小さい場合は(特にPCでご覧になっている場合)
元の音声を調整してお聞き下さい。