【フィラーレ通信】英語は、五文型に始まり五文型に終わる!

 Filare通信 2020年5月30日号

■五文型の大切さ

英語学習は進んでいらっしゃいますか?

弊社の生徒様の上司の方(英語の達人)がおっしゃったという

”英語は、五文型に始まり五文型に終わる!”

これは、結構深い言葉だなと最近とみに感じます。

中学校で習った五文型、今日は少し触れてみたいと思います。

■次の英文は何文型でしょうか?

第一文型 SV   第二文型 SVC   第三文型 SVO
第四文型 SVOO  第五文型 SVOC
SVOC以外の修飾語はM  という前提で以下5文は何文型でしょうか?

1)There is a cup on the desk.(机の上にカップがある。)

2)Please open the door.(ドアを開けて下さい。)

3)I went to school by bicycle when I was in high school.(私は高校生の時、自転車で学校へ通っていた。)

4)I call you a taxi.(あなたにタクシーを呼んであげましょう。)

5)They call me Mako when I was in high school.(高校生の時、彼らは私をマコと呼んでいました。)

さあ、中学生に戻って一度解いてみて下さい。

■答えは…案外難しい…?

答えは、

1)第一文型
2)第三文型
3)第一文型
4)第四文型
5)第五文型

です。

簡単に解説を加えます。

1)There is a cup on the desk.(机の上にカップがある。)

この問題で迷うのは、Thereではないでしょうか? Thereは、”そこに”という副詞です。

副詞は、SVOCにはなりませんのでM(修飾語)です。

a cupがS(主語)、isがV(動詞)、on the deskはMです。

したがい、第一文型になります。

2)Please open the door.(ドアを開けて下さい。)

この問題は、Pleaseの扱い、これは副詞のMです。 

You (S/主語)という文字が隠されています。

openがV、the doorがOの第三文型です。

3)I went to school by bicycle when I was in high school.(私は高校生の時、自転車で学校へ通っていた。)

前置詞+名詞は、Mの代表選手です。

to school → M、  by bicycle→ Mです。

when I was in high schoolの部分は、ひとまとめでM扱い(時を表す修飾語)とします。

したがい、結構長い文章ですが、IがS(主語)、wentがV(動詞)のSV=第一文型です。

4)I call you a taxi.(あなたにタクシーを呼んであげましょう。)

callのような動詞は、第四文型と、第五文型両方に現れます。

4)の文では、あなたにタクシーを呼んであげる、ですから、SVOOの第四文型。

二つのOは、イコールでない(あなたとタクシーはイコールではない)、これがSVOC(第五文型)との区別でしたね。

5)They call me Mako when I was in high school.(高校生の時、彼らは私をマコと呼んでいました。)

こちらのcallは、~を…と呼ぶという意味。

me=Makoというイコールの関係が成り立ちますから、SVOCの第五文型!

when以下は、3)でも出てきた時を表す修飾語のMとなります。

さあ、いかがでしたか?

■五文型を把握するということは

中学生の時代に、わけもわからず、覚えさせられた五文型ですが、

大人になって、この重要性がわかることが多々あります。

まずは、読解の時にそれを感じます。

文の構造が分かっていないと速く多く読めません。

どこまでが主語で、文の柱である動詞はどれで、修飾が多い場合もどのような構文になっているかがわかれば

理解が早まります。

そして、作文の時も重要性を感じます。

やみくもに英作文はできません。

公式のような五文型をわかっていれば、そこに自分の言いたい言葉を当てはめていけばいいです。

弊社の重用視する音は、これらを助けるもので、口をついて言葉がでてこれば、

ああ、これは五文型のこれだったなと整合でき、一番効果的に学習が進められます。

あれもこれもやらなければと思いがちな英語学習ですが、

結構基本に立ち戻り、シンプルに進めていくのが得策かもしれません。