【フィラーレ通信】いまこそ、英語の発音を見直す時!
Filare通信 2020年5月19日号
■発音が悪ければ、通じないし聴き取れない!
家で過ごすことが多い昨今、英語学習を見直している方も多いかもしれません。
ただ、その学習中身が結構重要です。
現在休止しているTOEIC(R)試験に向けて問題集を解いたり、
読んだり…まあそれも大切ですが…
是非”英語音”に向き合う、そんな時間も持って頂ければなと思います。
発音が悪ければ、通じないし聴き取れない!
これは、試験対策のみならず、実践英会話の場面で、最も見直すべきことの一つだと考えます。
■GACKT氏のYou tube
GACKT氏が最近、英語の発音のYou tubeチャンネルを始めました。
なんと、I’m sorry.の発音だけで、1時間以上やっていました…
題名の~謝るのにもヒト苦労!~は笑わせてくれます!
私は、彼のことをそんなには詳しくは知りませんが、そこで発信している内容などによれば
フランス語や韓国語なども操る人、また音楽などにも精通している人のようです。
何が凄いって、英語発音に対するこだわり様。
私も日頃から発音にはうるさい指導法をとっていますが、ここまでこだわる人はみたことありません。
手鏡を持って、自分の口や、舌を見ろ!と。
パチパチと拍手をおくりたいです。
そして多分、このしつこいまでの追求姿勢で、その他のものも克服していったのだと思えてきます。
英語ができるようになりたい、そう考える人は多くてそれなりの努力をされていますが、
やり方へのこだわりと共に、圧倒的に”絶対量”が足りてないんです。
そんなことも気づかせてくれます。
■日本語のアイウエオ、が邪魔をする
hatとhut
日本人は、カタカナでいずれも”ハット”
でも英語発音では、hatの、aの部分は、アッシュa(aとeを合体したようなマーク)
…GACKT氏によれば、2本の指が縦にはいるように口を開けて、
このまま日本語のエアと高速で一語のように言う、だそうです。
(他書でも色々な解説があります)
一方、hutは、Vのさかさまのような発音記号で、日本語のアくらいの口の開け方で
鋭くズドンと落ちる低い音。
因みに、ピザハットというピザ屋さんがありますが、
皆ピザの帽子(hat)だと思っていらっしゃる方がいますが、ピザの小屋(hut)です。
日本語の母音は基本、アイウエオの5つ。
でも英語はもっと沢山の音があり、日本人が自国の5母音に集約しようとすると無理が生じます。
いくらそれらしく英語を話しているようでも、この1つ1つの発音が違えば
全くネイティブに通じない、そして何を言っているか聴こえないという
ことが往々にして起こるのです。
したがい、前回のメルマガの中でも申し上げた、まずは”耳に聴こえるままの発音”
というものに立ち戻らない限り、ずっと間違った発音で英語を話しており、
文字にばかり頼った学習法から抜け出せないということになります。
私が、”発音”が大切だと思うのは、上記のような理由からで、
問題集を解いている時も、文法書を読みこんでいる時も、
そのことを忘れずにいてほしいなと思います。