【フィラーレ通信】知の体力、英語の体力
Filare通信 2020年8月24日号
■NHK英語テキストの巻末特集は面白い
暑い毎日いかがお過ごしですか?
久しぶりのメルマガ配信です。
コロナ禍で、生活や仕事も様変わり、そんな皆さんの英語学習に向けて少しでも刺激になることを
お届けできればと思います。
先日、今年度のNHK英語テキスト(ラジオ英会話)を読み返しておりましたら、かの池上彰氏の特集で
永田和宏氏の「知の体力」がありました。(池上氏が永田氏の著書を紹介している形)
永田氏が、京都大学に入学した時に、当時の奥田東総長から、「京都大学は、諸君に何も教えません」という衝撃的な言葉で
始まったそうです。
「諸君が自分で求めようとしなければ、大学では何も得られない」
「これまで手取り足取り、先生たちから教えられてきた高校までの教育とは全く違う」
「正解のない問題に取り組んでいく」
「問題には1つの答えがあるものだと思ってきた教育と、何一つ絶対的な答えというものがない実社会との
あいだに、バッファー(緩衝帯)が必要で、それが大学の役目だ」
など、共感できる言葉が続きます。
永田氏の、著書名は、以下のような想いから…
「インプットされた一次情報にどのような係数をかけて、
実際の場面で応用可能な情報に置き換えるか
それが知識の活用ということに他ならない」
うーん、納得です。
■知の体力、英語の体力
知の体力は、英語の体力にも置き換えられると思いました。
英語の場合は、
<自分の真意を相手に伝えるために、自分の中でよく練って考える>ということの前に、
<今まで知識として得たものを発話力に変えていくという英語回路構築>も
大いに求められているように思います。
知識にとどめず発話力にするための、いわば日々の道具磨きです。
これまでの経験から、この道具磨きの方法がわからない、しっくりこない、という方は
結構多い現状があると感じています。
折角これまでに英語学習を頑張ってこられた方も、それが最大限に活かせるようなものと
なっていない…
文字で読めばわかるのに、会話となるとなかなか思ったことが出てこない…
かつて私自身も社会人になりたての頃、それなりに暗記学習をしたり、ネイティブと会話をしても
何だかまとまった力がついたと思えなく苦労しました。
長年の経験と実績が編み出した、当方のシャドーイング→瞬間英作文(創作英語)のメソッドは、
初級者から上級者までどのレベルの方にも適合できるよう体系化しました。
シャドーイングは上級者しかできないと、のたまう先生方もいらっしゃいますが、
そんなことはありません。
やり方を間違えていると、ちっとも効果があがらないで、
最初は当方の手順に沿ってやって頂くことが必要ですが…
英語の体力作り・筋トレ…
これは効果的なシャドーイング学習法により
第一段階を踏み出すことが可能ですから
いまこの時期に、一刻も早くはじめるべきだと考えます。
■この春から始めた方も
弊社の生徒様は、長年当方のコーチング(伴走学習)を受けられている方もいらっしゃいますし、
最近始めた方もいらっしゃいます。
皆さん、試験対策も兼ねていたりしますが、何より楽しく英語学習を進めています。
今までとは違う感触を得て、英語が口をついて出てくる快感を味わいながら生活の一部になっています。
シャドーイングは、自分に合った教材で実施することが大切ですので相談して開始します。
是非あなたも、新しい英語人生にむけてスタートしてみませんか?
平均で、3ヶ月目くらいから大きな変化を感じることができます。
(早い方で1ヶ月)
変化をとらえたら、一生楽しく英語学習ができる軌道に乗れますので
どんな時にも、英語体力をもって乗り切っていけますよ!